どうぶつ村は人と動物が共生するためのルール作りの基盤を作り上げていきたいと考え、福岡市東区を拠点に
地域ボランティア活動やドッグランの整備を進めております。

理事長エッセイ ドッグラン伝道話し 「ワンワン伝道」Part13

筥松ワンワン伝道場が10年。博多の森ドッグパークが8年。
ドッグランというリードなしで犬の社会性を高める場所として、それぞれの飼養者とワンコとの共生生活のツールとして、いろいろな役割を担って参りました。
みなさまに楽しく利用してもらうには、
やはり飼養者(利用者)が決まりを守っていただくことが最低条件です。
家庭の中では許されることでも集団の場では禁止されていることもあります。
ドッグランでは、【おやつをあげる】ことがそのうちのひとつであり
【ワンコのフンやゴミは持ち帰る】ことは最低限のマナーです。
いつものとおり服従訓練の道具としておやつを使えば、(たとえ気づかれないよう隠してあげていたとしても)集団の中では他のワンコは気づいて近づいてきます。
思わず他のワンコにもあげてしまう方が多くいらっしゃいますが、おやつの内容によっては体質にあわないものもあります。自分の犬が“大丈夫”だから他のワンコも“大丈夫”とは限りません。大きな危険性がある行為と知らず行うことは無知ですみますが知っていて行うことは罪をつくります。
サンタさんになったような気分でおやつをばらまくことは、周りの飼養者はお礼を言ったとしても内心では気分がよくないことで。そうであるから、禁止行為になっているということを飼養者はしっかり認識すべきです。
また、当たり前のことなのですが、
ワンコのフンと同様ご自分で持参された飲み物の空き缶・タバコの空き箱等のゴミはお持ち帰りいただくのがマナーです。万一他の飼養者の“お忘れ物”があったなら、互いがそっと拾い上げることにより、この行為をみていた人の気持ちを和ませ、すべての飼養者とワンコの幸せに繋がる。それこそが伝道場の理念なのです。
最近多くのみなさまに利用していただき私どもの目が行き届かなくなっていますが、
みなさまのご協力により現在のドッグランが保たれています。
 

どうぶつ村理事長 楢崎眞治

 
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