どうぶつ村は人と動物が共生するためのルール作りの基盤を作り上げていきたいと考え、福岡市東区を拠点に
地域ボランティア活動やドッグランの整備を進めております。

コラム(番外編)理事長の湧出石 Part9

先般愛知県までの所用に久々、新幹線を利用させてもらった。
福岡からだとどうしても空を飛んだほうが早い。
まして娘が某航空会社勤務であることもあり、費用の面でも助かるのでおのずと多くなっているわけだが、不採算路線の撤退問題もありいきなり不便になってしまった。
であれば静岡空港が出来たのでそのうち静岡経由でと考えていたがこれもどうも夢で終わりそうである。
今回のコラムでは不採算路線の問題もあるが、新幹線について問題定義してみたい。
久し振りに乗車したら「のぞみ」に自由席が出来ていた。
私の記憶にある「のぞみ」は全席指定席であった。
今回の旅行は乗車券を必要としない年齢の孫も一緒なので、自由席を利用するというので朝 早い便に並ぶのも久し振りの経験でなつかしかった。
博多駅が始発なので自由席の名のとおり、自由に座ることが出来たが途中大阪を過ぎたあたりから車両の中に立つ人の姿がポツポツ出てきた。
妙なもので自分が座っていて人が立っているというのはお尻が落ち着かない。
“お年寄りと小さな子には席を譲りましょう”のエチケットをやかましく教えられた世代である。
しかし自由席とはいえ同じ料金払って立たなければいけない人がいること事態、街中の近距離電車ならまだしも世界に誇る新幹線でこんなのおかしくないかいと疑問に思えてきた?
「のぞみ」の場合、全席指定にしていたのは最速を誇る乗客の安全性の問題とステイタスによる理由からだと認識していたが?
自由席だから席の管理も客任せで良いとは考えていないと思うが、戦中戦後の乗車率300%くらいの買出しや帰省列車のように、乗ったもの座ったもの勝ちの列車依存の時代認識しか持ち合わせていないJRマンは今の時代にはいないとは思う。
お盆や年末になると臨時の列車は出ていても、たまに乗車率150%などのニュースが流れている。
私などはその列車に乗ることがなくてよかった、大変だなーと思って聞いているだけだが、JR関係者はどのような思いで聴いていらっしゃるのだろうか。
同じ乗り物である飛行機は座席の数しか乗せない。
映画館でも昔はあったが今では立ち見はない、むしろ観劇やコンサートのように座席指定があたり前の時代になっている。
外国ではペットと一緒に電車に乗れる時代であるが、残念なるかな長距離列車内の立ち乗りが当たり前の日本ではいつになるかは望むべきも無い。
この旅の復路は孫の料金を出し席確保。
安心安全の気持ちの良い旅であったことは言うまでもない。

 
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